2013年09月17日

民主党こそ率先して「首切り」を!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130916-00000800-yom-pol
>> 民主、議員激減・党職員リストラ困難で経費節減

読売新聞 9月17日(火)7時43分配信

 民主党の海江田代表が党の経費節減に乗り出した。

 昨年12月の衆院選、今年7月の参院選で惨敗し、政党交付金が半減する見通しとなっているためだ。焦点となるのは約80人の党職員の処遇だが、選挙の時は連合など労働組合の支援を受けているだけに、リストラは容易ではない。

 民主党は、国会議員数が衆院選前の約3分の1に激減した。所属議員数と得票数に応じて配分される政党交付金は、2012年の約165億円から、今年は約78億円に半減する見込みで、執行部にとって経費節減は避けて通れない課題となっている。

 まず、海江田氏が節減対象として検討を指示したのは、党本部の縮小だ。現在、国会近くの10階建て民間ビルの4〜10階部分を賃借しているが、家賃と共益費で年間約2億円の費用がかかっているという。同党は、「会議室や役員の部屋を減らせば、フロア数の削減は可能」(党関係者)と見ている。

 難題は党職員の削減だ。人件費は年間約9億円にのぼるが、「雇用問題を重要政策に位置づける民主党が、職員のクビを切るなんてあり得ない」(党幹部)と慎重論が根強い。一方で、「国会議員が120人足らずの政党で、職員が80人もいるのはおかしい」(参院中堅)といった批判も高まっている。

最終更新:9月17日(火)7時43分
<<
労組の党、民主党。「雇用問題を重要政策に位置づける民主党が、職員のクビを切るなんてあり得ない」だそうです。

余力があるなら可能な限り、雇用は維持すべきでしょう。しかし、「あり得ない」と言い切るのはどうなのか。無い袖は振れないのですから、いつか決断しなければなりません。

私としては、むしろ民主党であるからこそ、率先して「首切り」の「手本」を見せるべきでしょう。「あり得ない」だなんて非現実的で馬鹿げた理想論を述べるのではなく、「我が党はこれだけ頑張った。しかし、残念ながらこれ以上の努力は不可能であり、組織の存続のために断腸の思いで首切りに踏み切る次第である」「ただし、解雇される職員の再就職先については、最後まで、徹底的に面倒を見てゆく」というふうにすべきではないでしょうか。

職員のクビを切るなんてあり得ない」というほうが、あり得ません。景気循環があるかぎり、首切りの可能性は常にあり得ます。そうであるならば、「雇用問題を重要政策に位置づける民主党」こそ、「あるべき解雇の仕方」を身を以って提示すべきでしょう。

どちらにせよ、しばらくの間、民主党にとってはかなり厳しい時期が続くと思います。もしかしたら、もうしぼむ一方かもしれません。社民党のように、どうしようもなくなってから解雇に乗り出して、世論から「やっぱり何だかんだ言ってww」と馬鹿にされないためにも、「予防線」は張っておいたほうがいいですよ。
ラベル:政治 経済 経済学
posted by 管理者 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック