2015年09月01日

2度チャンスを与えることこそ日本的

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150829-00000067-sph-soci
>> 佐野氏五輪エンブレム、原案から商標問題 2度修正案で酷似招く

スポーツ報知 8月29日(土)8時6分配信

 デザイナーの佐野研二郎氏(43)が制作した2020年東京五輪の公式エンブレムが、ベルギーの劇場ロゴに似ていると指摘されている問題で、大会組織委員会は28日、都内で説明会を開き、コンペで選ばれた佐野氏の原案を初めて示した上で、盗用疑惑を改めて否定した。原案の類似作が見つかったため、佐野氏に2度も修正を要請して、現行デザインに決定していたことも公表。“次点”の繰り上げ当選などをせず、佐野氏デザインの採用にこだわり続けた経緯が、浮き彫りとなった。(江畑 康二郎)


(以下略)<<
盗用はいけません。私の立場として、最初に明白に表明します。

さて、スポーツ報知編集部は「“次点”の繰り上げ当選などをせず、佐野氏デザインの採用にこだわり続けた」と見ているようです。しかし私は、むしろ問題がある人物に対して2度にわたって修正のチャンスを与えたことこそ、良い意味で「日本的」だなあと思う次第です。

近年は重大な誤りはもとより、ちょっとした誤りでさえ、まるで親の仇を討つかの如く追い詰める現象が散見されます。自分自身に余裕が無いのか、勧善懲悪的風潮が強まっているのか、はたまた超潔癖的現象なのか。私には断定はできませんが、そういう状況であります。

私としては、これほど「日本的」な大会組織委員会であるからこそ、2度のチャンスを生かせなかった佐野氏の「まずさ」が際立つと思う次第です。
posted by 管理者 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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