>> 与党病の公明党と現実味ない野党病の共産党で醜悪バトル■やっぱりカルト、ますますカルト
7/7(金) 7:00配信 NEWS ポストセブン
都議選の告示目前の6月21日、公明党広報の公式ツイッターがこんな投稿で日本共産党に“宣戦布告”した。
〈3つのKでわかる 共産党ってどんな党?
汚い! 実績横取りのハイエナ政党
危険! オウムと同じ公安の調査対象
北朝鮮! 「危険ない」と的外れな発言〉
これについて、共産党側は党の広報用ツイッターでの〈3Kでわかる共産党(公式版)〉と題した投稿で反撃に出た。共産党の真の3Kは、〈キレイ!〉〈キレキレ!〉〈クナンケイゲン!(国民の苦難軽減が党をつくった原点)〉とやり返した。
(中略)
対立激化の理由を宗教学者の島田裕巳氏はこうみる。
「両党の仲が悪いのは、どちらも、いわゆる低所得層の労働者を取り込んで発展してきた競合関係だからです。とはいえ都議選での公明党の攻撃は激しかった。公明党の草創期に共産党と戦った“かつての若手”が、定年を迎えて創価学会壮年部に帰ってきたことが影響しているのではないか」
(以下略) <<
公明党は近年、作家の佐藤優氏を使ってイメージ改善に打ってでています。曰く「日本の政界は、右の自民党と左の共産党の間がガラ空きであり、そうした中間的ポジションを求める有権者にとって公明党の存在は大きい」「ヨーロッパでは宗教団体を支持基盤とする政党はごく普通、ごく自然」とのこと(※1)。しかし、そうしたイメージ改善の努力も、こんなカルト丸出しの尋常ではない攻撃をしているようでは水の泡でしょう。
【※1】前者は分かります(公明党である必要はないが、そういう政党はあってよいと思います)。しかし、後者については、確かにヨーロッパでは、ヨーロッパ文化の根底を規定するキリスト教組織を基盤とする政党はごくごく普通に存在しているものの、公明党が支持基盤とする創価学会は、「カルト的新興宗教団体」。公明党をキリスト教民主同盟(ドイツ)などと同列には位置づけられないのではないかと思いますw
宗教学者の島田氏は「公明党の草創期に共産党と戦った“かつての若手”が、定年を迎えて創価学会壮年部に帰ってきたことが影響しているのではないか」といいますが、この罵倒っぷりは、創価学会と日蓮正宗の罵倒合戦のノリに通じるところがあるので、「かつての若手」云々は少し違うのではないかと思います。どちらも同じくらいカルトな創価学会と日蓮正宗との罵倒合戦は宗教的内ゲバの範疇ですが、公党どうしの関係であるにも関わらず、おなじノリでそれをやっちゃうあたり、創価学会・公明党のカルト化が一層進んでいるというのが真相なのではないでしょうか。学会員は3世・4世くらいまで再生産が進んでおり、「創価民族」になっているという指摘を展開したのは、ほかでもない島田氏です。
■「幹部でさえこうなんだから、近所のxxさんみたいな人材しかいないんだな」と思われても仕方ない
共産党の実績横取りを批判したいのであれば、山口代表の次の発言のほうがよっぽど正気を保った言い方であり、説得力のある内容です。
https://www.komei.or.jp/news/detail/20170627_24728
>> 公明新聞:2017年6月27日(火)付チュチェ105(2016)年9月15日づけ「「我が党の要求が取り入れられた!」では永遠に在野勢力」でも述べたとおり、政策が前進した場合の「加点」は、どうしても為政者・与党側に傾斜配分されるものです。野党がいくら要求活動を展開したとしても、実際に権力を発動してそれを実現させるのも為政者・与党の判断です。政策実現の寄与度という点においては、野党の寄与度と為政者・与党の寄与度には雲泥の差があると言わざるを得ません。その点において、山口代表の指摘は正しい指摘です。
“公明が撤回”と機関紙でデマ
都の私立高無償化「実績横取り」へウソ重ねる
(中略)
山口代表は、私立高無償化について、「提案・質問したという政党もいたでしょう。それはそれで『推進の一翼』を担ったことになるでしょう。しかし、大事なことは、知事と粘り強く何度も交渉に当たり、合意をつくり出したのは誰かということ」と述べ、公明党の実現力が無償化を誕生させたと強調しました。(以下略) <<
【少し脱線】
だからこそ私は、「在野勢力は政権を目指さなければならない」と繰り返し述べており、そのためには、具体的数値を挙げて政権担当能力をアピールしつつ、現為政者の立場や支持基盤、階級的限界を突き「この課題を解決するためには、我々の立場のほかにない! 我々が政治を動かすほかにない!」という論法で主張を展開しなければならないと述べているのです。
その点、たかだか数議席程度の勝ち負けなどという小さい話で一喜一憂している昨今の野党勢力の体たらく――社民党に至っては、あまりの「勝ち目のなさ」にもはや立候補を行う気にもなれておらず、不戦敗の常連といってもよいでしょう――さには、政権獲得に対する本気度を疑わざるを得ません。
今回の都議選で、民進党が2議席減で持ちこたえ、共産党が2議席増を勝ち取ったのは、@現実の情勢に軸足を置けば善戦・健闘ですが、政権という大目標に軸足を置けば小さすぎる勝利です。こんなので一喜一憂している場合ではなく、「まだまだだ」と尚一層、気を引き締めなければならない選挙結果です(向こう10年間野党のままで良いなら酒盛りでもやっていなさい)。
また、A仮に現実の情勢に軸足を置いたとしても、もっと戦い方に工夫を凝らし、上積みできなかったのでしょうか。終わってしまったことを後知恵で如何こう言っても仕方のないことですが、そうであるからこそ、振り返って次を見据えなければならないのです。潜在力を発揮しきれていない効率の悪い方法論で「善戦だった」「健闘した」と喜ぶのは愚かなことです。
その点、前回都議選で議席数を倍増させ全党挙げて大はしゃぎしていた共産党にあって、ほぼ唯一、数値を挙げて「現実は甘くはありません」と断言した佐々木憲昭氏の考え方を、私は全面的に支持するものです。しかし、勝利に酔った今の共産党にその風潮は乏しい。他人事ながら危機感を感じる(佐々木さん引退しちゃったしなー)のであります。どう見ても明々白々に負けたのに平気な顔をしている民進党に至っては、「もう、やる気ないんだろうな」とすら思ってしまいます。
【脱線終わり】
山口代表のようにスマートなモノ言いをすれば、これはこれで一つの説得力ある主張になり得たのに、ただの罵倒でしかないような言い方をしてしまう公明新聞、感情むき出しを我慢できない公明新聞・・・
日本国内において、ごく普通に地域生活・社会生活を送っていれば、どこかで一度くらいは創価学会・公明党関係者の非常識で異常な言行を実体験として見聞きしたことがあるかと思います。もちろん、一個人が体験できる範囲などタカが知れているので、仮に身近な学会員・党員が異常な言行を展開していたとしても、それを以って直ちに創価学会・公明党の全体的性質・体質を断ずることはできません。それは、「過少なサンプルでの不適切な母集団推計」というほかありません。組織の末端構成員の「質」はバラツキが大きいと考えられるので、仮に地元の学会員・党員が異常であったとしても、「わが町の学会員・党員だけが個人的性格を起因として突出して異常なだけで、ほかの地域ではそうでもない」ということもできるでしょう。
しかし、全国から選りすぐりの人材を意識的に引き抜いて集結させている組織幹部層・中央機関勤務員が、程度の低い下っ端連中と同じような調子でいれば、話は逆です。「地元の創価学会員・公明党員の異常な言行は、学会や党全体の性質・体質の現象形態だ」と言えるでしょう。「やっぱり創価学会・公明党ってのは、幹部でさえこうなんだから、全国的に、近所のxxさんみたいな人材しかいないんだな」と思われても仕方ないでしょう。組織幹部メンバーや中央機関勤務員は組織の代表として、その言行の範を体現しなければならないものです。
このことは創価学会・公明党に限ったことではありません。たとえば、自民党。地元の商工業界で力を持っており、それゆえに尊大な態度をとる人物が自民党籍を持っているというケースは決して珍しいものではないと思いますが、その人物ひとりを取り上げて自民党全体の性質・体質を推定・断言することはできません。しかし、川井重勇都議会議長(自民・落選)ほどの都議会自民党の重鎮が尊大な言行を取ればどうでしょうか。単に「しょうもないオッサンだなあ」とはならないでしょう。「こんな人物を幹部に登用するだなんて、自民党には、こういう人材しかいないんだな」「やっぱり自民党ってのは、うちの近所のxxさんと似たり寄ったりの人材しかいないんだな」と思われることでしょう。今回の都議選における自民党敗北の要因として、自民党都連・都議会自民党幹部の日ごろの言行が影響していたことからも、このことは言えるでしょう。
■機関紙掲載内容は党の公式見解ではない?――公明党の主体は一体何なのか
カルト丸出しの攻撃も大問題ですが、「公明新聞に掲載されたもので党の公式見解ではない」という逃げ口上は、輪をかけて問題です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170704-00000068-mai-soci
>> <公明vs共産>仁義なきSNSの戦い 3Kで激しく応酬党の宣伝任務として編集・発信しているのだから、「党の公式見解ではない」とは言えないでしょう。これが仮に公明新聞記者が個人のTwitterで発信している程度であれば、まだそういう言い訳も成り立ち得ますが、それでも「党機関紙の記者としてふさわしい人選なのか」という点において、依然として党組織にも火の粉が降りかかり得る話です。
7/4(火) 20:34配信 毎日新聞
(中略)
公明党広報のツイートによると、共産党の3Kとは、汚い=公明党の実績を横取りする▽危険=オウムと同じ公安の調査対象▽北朝鮮=「危険ない」と的外れな発言−−だという。ツイートは話題を集め、都議選開票翌日の今月3日現在、8800回リツイート(拡散)された。公明党広報は毎日新聞の取材に「公明新聞に掲載されたもので党の公式見解ではないが、内容に裏付けがあり、全く問題ないと考える」とする。
(以下略) <<
■政治組織の主体とは――チュチェの組織論における組織主体観から
人民大衆が歴史の自主的主体となるためには政治的に組織化しなければならず、そうした政治組織の主体は首領・党・大衆の統一体であると正しく指摘されたのは、23年前の今日逝去なさったキムイルソン同志であり、継承者であられるキムジョンイル同志です。このことはチュチェ思想に対する立場によって左右されるような問題ではなく、組織として物事を進めるときの客観的な事実です。
その点、党の機関としての公明新聞が党の宣伝任務として共産党を罵倒するということは、「不可分な政治的統一体としての公明党」の行動であり、「公明新聞は公明党本体ではないので、その主張は党の主張ではありません」とは言えないでしょう。仮に公明党本部と公明新聞編集部が形式的に別組織であったとしても、実際の機能面において、システムとして、不可分な統一体として運動している以上は、「あれはウチとは違いますから」とは言えないのです。
機関紙上での主張内容はもちろん、他にも党幹部の発言、あるいは党国会議員の質問・演説・・・これら「党の看板を背負った状態での構成員たちの言行」は、「不可分な政治的統一体」という組織の本質的性質に照らせば、すべて党全体の問題にもなるのです。
■分かっていて言っている確信犯
このことは既述のとおり、チュチェ思想を信奉するか否かといった立場で左右される問題ではなく、組織の客観的本質ですが、そうは言っても、自民党のように個人事務所の連合体のような政党や、民進党のようにもともと貧弱で脆弱な構造だったうえに、いよいよ空中分解寸前の政党の場合においては、仮に正しくない組織観をもっていたとしても「致し方ない」部分はあるかと思います。
しかし、公明党のように普段から組織的に活動している政党(組織政党。公明党や共産党など。社民党はもはや判断不能なほどの規模に縮小)が、都合の悪い時だけ「あれはウチとは違いますから」というのは、「実は本当のところが分かっていて言い逃れしている」ことを強く疑わせる点において、確信犯的に悪質です。もしかすると、「党組織の主体」というものが分かっておらず、公明新聞編集部に責任を押し付けて公明党本体を弁護している気になっている可能性、子どもみたいな言い逃れを展開するあまり、党組織の主体に対する認識がブレてしまっている可能性もありますが、さすがに公明党もそこまでバカではないでしょう・・・。
「内容に裏付けがあり、全く問題ない」というのであれば、党の公式見解にしてもいいはずなのに、そこは回避した公明党の真意はよく分かりませんが、仮に別組織だったとしても少なくとも、公明党にとって公明新聞が身内であることには違いはありません。身内がこんなカルト丸出しの罵倒を展開しているのだったら、諫めるくらいのことはすべきでした。そこを変だと思わないあたり、やっぱりカルトなんでしょうね。冒頭に少し触れた佐藤優氏も、無駄な努力はおやめになったほうがいいでしょう・・・そして、こんなのに絡まれた共産党については少し気の毒に思うと同時に、いつまでもカルト党と党勢において肩を並べている現状から脱するべきです。この点では応援していますw