2017年07月17日

老害が幅を利かせる自民党において復活の兆しはなさそう

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170717-00000015-pseven-soci
>> 村上正邦氏「公明党は裏切って都民ファと組んだ。卑怯だ」
7/17(月) 16:00配信

 東京都議選で惨敗した自民党に対し、かつての重鎮は嘆いている。参議院議員会長、労働大臣を歴任した村上正邦氏(84)が諫言する。

 * * *
 今回の都議選で、公明党は自民党との選挙協力を解消して、風が吹いている都民ファと連携し、全員当選を果たしました。国政には反映しないといいながら、都民ファと組んだのは裏切りで、私は卑怯だと思う。

 自民党は怒るべきで、それこそ、国政での連立を解消してもいいくらいだ。

 ところが、自民は何もいわない。公明抜きでは選挙に勝てないからです。安倍総理が出してきた憲法改正案も、「改憲」ではなく、追記する「加憲」ならギリギリ認めるという公明に配慮し、妥協で生まれた産物です。そんな改正案で信を問うなど国民を馬鹿にしています。与党第一党としてあまりに情けない。

 公明に配慮することで歪みが生まれているわけで、私はいまこそ、公明党を切るべきだと思う。実際のところ、選挙で勝てる支持母体を持っているのは、公明と共産だけで、農協や宗教団体など自民の支持母体が弱体化しているのは現実です。


(以下略) <<
創価学会・公明党の肩を持つつもりはないし、そんな義理もない私ですが、村上氏が言うような、ムラ社会的というほかない視野の狭い、誤った「義理人情」観には明確に反対を述べたい。そしてまた、自民党は、さっさと村上氏のような老害を切り捨てないと復活できないぞと言いたいのであります。いやまあ、自民党なんて復活しなくてもいいんだけどね。

結論から言ってしまえば、公明党は独立した一政党であり、その支持者の期待を背負っています。完全なる自業自得で自滅的に敗北した自民党と共に沈む義理などまったくないのです。自党党員・支持者の期待に対する応答義務と、国政において連立を組む自民党に対するショボい「義理」とのどちらを優先すべきかと言えば、前者を優先するのは当然すぎることです。だいたい自民党は、公明党が自爆したときに共に沈没する覚悟はあるんですか? ないでしょう。

村上氏は、自民党の視点でしか物事を考えられていないのでしょう。だから「公明党の裏切り」なんて馬鹿馬鹿しいことを口走るのです。公明党の立場に立てば、党員・支持者を優先して自民党を切り捨てるのは当然です。こんな勘違い甚だしいことを口走っている村上氏は、政界における狭くショボい「義理」を優先するあまり、天下国家・有権者の付託など意に介してこなかったのでしょう。政治家失格。こんなのが労働大臣だったのか・・・

また、公明党という政党、もっと言えば、その支持母体である創価学会という宗教団体は、きわめて即物的現世利益を追求した教義を持っているので、そもそも「立場的に筋を通す」ということをそれほど重視していません。むしろ、「現在の状況において、『自分たちの目標』に少しでも前進するためには、どういう身の振る舞いをすべきか」ということに対して常にアンテナを高くしている人々です。自分たちの目標を達成するためであれば、何でも柔軟に利用するのが創価学会・公明党の方法論です。創価学会第2代会長の戸田城聖氏は、「ご利益のない信心など意味がない」とまで言っているんですから(通常の宗教観であれば、ご利益の有無にかかわらず、ひたすらに祈り続けるものですが、創価学会の宗教観はそういうものではないようです)。

これは決して悪いことではないと思います。たとえば、政局によって自民党支持を共産党支持に転向するような所業は、「目標のブレ」になるので、非難されてしかるべきでしょう。しかし、自民党支持から都民F支持に鞍替えする程度は、単なる「立場に関する戦略的鞍替え」。立場上の「筋を通す」ことを重視するあまり「達成すべき目的」を蔑ろにすべきではありません。筋を通すべきは「立場」ではなく「目標」、優先すべきは「立場」ではなく「目標」。目標においてブレがなければ、立場におけるブレなど大した問題ではありません使えるものを道具として使い倒す。相手の基本的権利を侵害しているわけではないのであれば、いったい何が悪いんでしょうか?

ほとんど同じような支持基盤を持ち、似たような主張をもつ共産党と公明党が、前者が結党96年目になるにも関わらず、立場的な「筋」を通そうすとるあまり、戦略次第で十分に進められたであろう課題も進めきれていない(最近は野党共闘路線によって改善されつつあると思いますけど)一方で、結党53年目の後者が、上手い身のこなしで少しずつではあるが着実に目標へ前進しているという事実における「差」からも、このことは言えるでしょう。

昨今の社会状況は、確実に「筋を通す」ことよりも「上手く立ち回って本望を果たす」ことにシフトしつつあります。もちろん、まだ政治の世界は、比較的「筋を通す」ことが賞賛される雰囲気が残っています。政治というものは、未だに「幕末の志士」の如く遠大な理想を掲げて刻苦奮闘するものというイメージがあるのでしょう。しかし、一般庶民の日常生活に目を転じれば、たとえば昨今の転職市場の隆盛は、「今の勤め先の状況では、やりたいことは十分には果たせないが、刻苦奮闘し続け、いつの日にかやりたいことができる立場にのし上がるのだ!」という旧来型の思考よりも、「やりたいことは十分にできる環境にさっさと鞍替えしよーっと」という思考が優勢になりつつあることを示しています。こうした社会的な思考トレンドの変化は、遠くないうちに政治の世界にも波及することでしょう

こうした社会的な思考トレンドの変化の時代にあって、仮に村上氏の願望どおりに自民党が「選挙で勝てる支持母体」を一旦のところ作ることができたとしても、何があっても地獄の底までお供してくれるような暇人は、今の時代ほとんどいないでしょうね村上氏の考え方は、時代遅れ甚だしいのです。

ちなみに、記事中において村上氏は、「与党第一党としてあまりに情けない」などと嘆いて見せていますが、そもそも自民党が「与党第一党」で居られること自体が、公明党の尽力の賜物です。自民党の支持基盤は公明党であり、創価学会なのです。勘違いしないように。ほんと、この爺さんは本質を見誤っているんですね。早く自民党は切り捨てたほうがいいですよ。いやまあ、個人的には村上氏のような馬鹿をもっともっと重用して、没落路線を突進していただきたいものですがw
ラベル:政治 社会
posted by 管理者 at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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