>> 「結婚機運を醸成」都が動画配信 押し付け?疑問の声もそう、朝日新聞編集部が述べているとおり、時代は「多様性重視」なのです。だからこそ、各人はチュチェ(主体)を確立し、押し付けがましい言説をスルーするスキルを獲得すべきなのです。いちいちこんなことに反発したり、気分を害しているようでは、本当の意味での「多様性重視」の時代とは言えません。大胆なる胆力を持って、誰に何と言われようとも自分自身が歩む道に対して、自分自身を信じるからこその確信を持つべきなのです。これこそが、革命歌謡≪신심드높이 가리라≫などで歌われているチュチェの確立です。
2/2(金) 21:35配信
朝日新聞デジタル
「オリンピックとパラリンピックを一緒に観(み)ませんか?」。東京都は2日、こんなセリフで物語が始まる「結婚に向けた気運(きうん)醸成のための動画」のネット配信を始めた。都民は未婚率が高く、結婚を増やすのが狙いというが、「行政が結婚を押し付けるようだ」と疑問の声もある。
(中略)
国の調査(15年)では、18〜34歳の未婚男女の約9割が「いずれ結婚するつもり」と回答した一方、都民の生涯未婚率(同)は女性が19・20%で全国1位、男性は26・06%で同3位。2日の記者会見で動画を紹介した小池氏は「結婚は個人の自由、人生観に基づいて決めること」としつつ、結婚を望みながら未婚の人を念頭に「そういう人の背中を押して応援することも必要」と説明した。「人口は国の基本中の基本」とも述べた。
「恋愛しない若者たち」の著書があるマーケティング会社社長の牛窪恵さんは動画について、「多様な生き方を選べる時代に、多くの独身男女が『なぜ東京都に言われないといけない?』と疑問を抱くだろう。行政が一定の型にはめようとしているようだ」と指摘。「非正規雇用が増え、経済的な事情から恋愛に意欲が持てない人も多い中、理想型の見せつけでは共感を得られない。受け手の気持ちが分かっていない」と話す。(石井潤一郎)
最終更新:2/2(金) 21:41 <<
「多様性の重視」と「チュチェの確立」は表裏一体的にあるべきです。チュチェを確立しない状態で「多様性」を重視しようものなら、結局のところ、お互いに腫れ物を触るようなヨソヨソしい関係性に陥ることでしょう。
その点、こんな記事を書き立てている朝日新聞編集部は、まだまだ多様性重視の時代に乗り切れていないと言わざるを得ないところです。むしろ、こういうお節介も甚だしい行政的キャンペーンをスルーするべく、多様な生き方のモデルを創造せんとする若人たちを鼓舞するような論陣を張るべきでしょう。
しかしまあ、少子化になれば文句を言われ、結婚サポートに乗り出せば「行政が一定の型にはめようとしているようだ」とは・・・何をやっても文句を言われる。辛い話です。