2018年05月31日

「飼い犬」が「ご主人様」に対して「釘をさす」「念を押す」??

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180531-00000067-san-pol
首相、対北妥協にクギ 来月の日米会談、拉致協力念押し
5/31(木) 7:55配信
産経新聞

 安倍晋三首相とトランプ米大統領が6月7日に米ワシントンのホワイトハウスで会談することが決まった。同月12日の米朝首脳会談再設定に向けた協議が進む中、日米が対北朝鮮で緊密に連携していることを打ち出す。首相は米朝会談直前にトランプ氏に在韓米軍の撤退など安易な取引に応じないようクギを刺す一方、拉致問題解決への協力を念押しする考えだ。


(中略)

 米朝首脳会談の再設定に向けた調整は予断を許さない状況にある。米国が目指す「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」をめぐる北朝鮮との隔たりが背景にあるとみられるが、成果を急ぐトランプ氏は北朝鮮の「核軍縮」でお茶を濁しかねない。

 また、トランプ氏が、北朝鮮が求める在韓米軍の撤退に安易に応じれば、東アジアの軍事バランスは大きく崩れる可能性がある。このため、首相は確実なCVID実現に強い期待感を示すとともに、「リビア方式」を進化させた「トランプ方式」を推し進めるべきだと伝える考えだという。

 拉致問題でも、トランプ氏は解決の重要性を理解していると明言しているが、不安も残る。5月28日の日米首脳による電話会談後の米政府発表に拉致問題への言及はなかった。米国内では「トランプ氏にとって拉致問題の優先順位は低い」との指摘が出ており、首相はトランプ氏に米朝首脳会談で拉致問題解決を迫るよう重ねて要請する考えだ。(田北真樹子)

最終更新:5/31(木) 11:09
日本がアメリカに対して、その行動に釘を刺せるような立場ではないし、拉致問題についても、共和国側からまったく相手にされていない外交力皆無の日本としては、アメリカには「念押し」するのではなく「頼み込む」というのが正確なところ。「飼い犬」たる日本が「ご主人様」たるアメリカ様に対して「釘をさす」だの「念を押す」だの、産経新聞田北記者は、いったい何を思いあがっているんでしょうかw

当ブログでも繰り返しているとおり、共和国の核武装化と在韓米軍の存在・北侵演習はセットの関係です。世界最強の絶対的な軍事力を誇る核保有国たるアメリカ、自国の目と鼻の先に展開している好戦的なアメリカ軍と直接対峙している共和国が、ソ連が消滅し、中国が必ずしも頼りになるわけではない状況下で再三にわたり北侵演習が展開されている現実を鑑みれば、自分自身を守ろうとするならば、核武装を選択の視野に入れるのは当然のことでしょう。

パワーバランスという観点から言えば、米「韓」は通常兵器だけでも圧倒的な軍事力をもち、その担保として強い経済力を誇っています。それに対して共和国は、通常兵器は残念ながら「骨董品レベル」であるし、経済力についても米「韓」には敵わないところです。共和国は、核武装してやっと米「韓」軍の通常兵器のラインナップに対抗できるのが現実です。そうであれば、共和国に対してCVIDを要求するのであれば、在韓米軍は撤退して韓「国」軍の自主防衛に切り替えた上で韓「国」軍も軍縮すべきでしょう。もちろん、西側にも言い分はあるでしょうから在韓米軍の撤退は難しいにしても、少なくとも在韓米軍の抜本的な縮小は避けられないことだと言えます。

産経お得意の「日本の国益」だけを一途に考えるのであれば、産経新聞田北記者のようなことを口走ってしまうかもしませんが、外交はまさに"Deal”です。自己利益の追求を原則としつつも、交渉がまとまらなければ元も子もなく、そのためには相手側にも得をさせる必要があります。「在韓米軍の撤退」は「安易な妥協」などではなく、まさに"Deal”において正面から取り扱うべき重要なテーマであると言えるでしょう。
posted by 管理者 at 22:34| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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