2018年10月10日

人間中心の世界観に立つ偉大なチュチェ思想を行動指針とする朝鮮労働党の創建記念日を祝賀します

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181010-00000005-resemom-life
スポーツする子どもほど「最後までやり遂げたい」体力・運動調査
10/10(水) 13:45配信
リセマム

 日常的に運動・スポーツをする子どもは、「何でも最後までやり遂げたい」という達成意欲が高い傾向にあることが、スポーツ庁による「体力・運動能力調査」の結果分析から明らかになった。男女とも運動・スポーツの実施頻度が高いほど、達成意欲も高かった。


(中略)

 青少年期(13〜19歳)の子どもを対象に達成意欲と体力の関係を分析したところ、「何でも最後までやり遂げたい」という達成意欲を強く持つ子どもほど、体力合計点が高いことがわかった。体力合計点は、「何でも最後までやり遂げたい」という設問に「とてもそう思う」と回答した15歳男子が52.8点、15歳女子が53.1点だったのに対し、「あまりそう思わない」「まったく思わない」と回答した15歳男子は46.7点、15歳女子は45.0点だった。

 また、運動・スポーツ実施状況別に達成意欲の回答状況をみると、男女とも運動・スポーツ実施頻度が高いほど、「何でも最後までやり遂げたいと思う」と回答する子どもの割合が多かった。「何でも最後までやり遂げたい」という設問に対して「とてもそう思う」と回答したのは、ほとんど毎日運動している15歳男子で46.7%、15歳女子で49.9%。一方、運動・スポーツを「しない」という15歳男子は23.1%、15歳女子は21.1%にとどまった。


(以下略)
相関関係と因果関係は、まったくの別物です」というべき典型的調査結果報告。当ブログの読者諸氏におかれては、統計科学の初歩中の初歩に関する解説は不要でしょうから、詳説は割愛します。

キム・ジョンイル総書記はかつて、「車はエンジンをかけなければ走らないように、人間も思想にエンジンがかからなければ目的を遂げることはできない。」と仰いましたが、自主性・創造性・意識性を持つ社会的存在としての人間;社会を目的意識的に改造し得る存在としての人間においては、その「思想がすべてを決定するものです。

その点、人間存在が何らかの目標を貫徹するとき、その原動力は、当人の固い思想意識にあると言うべきです。「日常的に運動・スポーツをする⇒何でも最後までやり遂げたいという達成意欲が高い傾向」というより、「何でも最後までやり遂げたいという達成意欲が高い傾向⇒日常的に運動・スポーツをする」と言うべきでしょう(厳密に言えば、「何でも最後までやり遂げたいという達成意欲が高い傾向」の集合と「日常的に運動・スポーツをする」の集合に重複があり、他の集合と比べて親和性が高いということでしょう。数学的に厳密な意味で「A⇒B」が成立しているわけがありません)。チュチェ思想の立場から述べれば、今回の調査結果は、因果関係が逆立ちしていると言うべきです。

もちろん、「何でも最後までやり遂げたいという達成意欲が高い傾向→日常的に運動・スポーツをする→ますます、何でも最後までやり遂げたいという達成意欲が高い傾向が高まる→...」という螺旋的な因果関係のスパイラルは十分に考えられるところです。しかし、人間行動の根本的動機の局面に立ち返れば、やはり「何でも最後までやり遂げたいという達成意欲が高い傾向⇒日常的に運動・スポーツをする」と言うべきでしょう。

限られた自由時間を、決して楽しいことばかりではないスポーツに打ち込むというのは、軽々しくできることではありません。「あの子は軽々とできているのに、なんで私は上手くできないの?!」という悔しさに枕を濡らすことがザラにあるのがスポーツ鍛錬。中途半端に理屈的だと「こんなことに、こんなに時間を割くのは非合理的で馬鹿馬鹿しい」と冷めてしまいがちなのが、スポーツ鍛錬。何かしらの目的意識が強固でないとスポーツの鍛錬は貫徹できないものです。

人間を中心として、その目的意識的な思想意識を決定的要因として見なすチュチェ思想に根差す主体的人間観に立ったとき、今回のスポーツ庁調査が因果関係を逆転させていることは、一目瞭然なことです。人間中心の世界観に立てば、こんな馬鹿げた因果関係の逆転は起こすはずがありません。

(スポーツ庁の調査結果発表自体は本日ではないものの)奇しくも10月10日の朝鮮労働党創建記念日のシーズン。世界観的な見解;立場と観点がブレている人物の手にかかると、統計的相関関係がかくも荒唐無稽に「分析」されてしまうということが明々白々に実証されました。人間中心の世界観;観点と立場の重要性を改めて認識した上で、人間中心の世界観に立つ偉大なチュチェ思想を行動指針とする朝鮮労働党の創建記念日を祝賀します。
posted by 管理者 at 23:10| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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