2019年04月15日

主体的党組織論・政治論の観点から見る統一地方選候補者;候補者個人の志の高さベースではなく組織の人材的豊かさベースで政治・政策を思考すべき

今日は太陽節、偉大な首領:キム・イルソン主席の生誕記念日です!

首領様の業績はあまたありますが、その一つに党建設偉業をあげることができます。首領様におかれては主体型の党組織論を具現化した朝鮮労働党を建設され、党組織・政治組織のあるべき姿を具体的に例示されました

主体型の党組織論を一言で言い表せば、「唯一思想体系」であり、これは平易に言えば「首領−党−大衆の一心団結」であります。このことについて、キム・ジョンイル総書記は≪당의 두리에 굳게 뭉쳐 새로운 승리를 위하여 힘차게 싸워 나가자≫(党のまわりに固く団結し新たな勝利のために力強くたたかっていこう)(チュチェ84年1月1日)で次のように表現されています。
わが党には自己の指導者に忠実な中核が多くいます。党に忠実な中核がわたしを積極的に支持し助けてくれるので、キムジョンイル将軍も存在しているのです。一人では将軍になることはできません。わたしは中核の知恵をまとめて、彼らに依拠して政治をおこなっています。
最高領導者は、革命組織の脳髄として革命遂行において極めて重要な役割を発揮しますが、頭脳だけでは革命を遂行することはできるはずもなく、中核的革命戦士がいて初めて最高領導者は自らの役割を発揮し得るとおっしゃっているわけです。正しく「首領−党−大衆の一心団結」の本質を指摘されており、主体的な党組織・政治組織のあるべき姿を語っておられます。

一人では将軍になることはできません」――このご指摘を踏まえるに、政治組織においては、最高領導者の指導力は論ずるまでもなく重要ではあるが、最高領導者を補佐する「参謀たち」の立ち位置・役割にも十分にスポットライトを当てなければならないということが明らかになります。主体的立場に立てばこそ、政治とは決してリーダーのみによって左右されるものではなく、リーダーを支えるブレーンや組織の人材的豊かさによっても左右されるものだと言えるわけです。

日本では今、統一地方選挙後半戦が告示され始めています。政治の季節が到来しています。全国津々浦々で様々な熱い志を持った候補者たちが選挙戦を繰り広げています。東京都渋谷区では、若い東大卒の元アイドルが区議選に立候補しています。このことを上述の主体的党組織論・政治論で考えてみたいと思います。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190414-00000347-sph-ent
元東大卒アイドル「仮面女子」桜雪が渋谷区議選出馬で第一声「20〜30代の議員が1人もいない」
4/15(月) 6:05配信
スポーツ報知

 アイドルグループ「仮面女子」の東大卒アイドル・桜雪として先月まで活動していた橋本ゆき氏(26)は、渋谷区議選(定数34)に立候補し、選挙戦をスタートさせた。黄色のワンピースに「最年少26歳」「東大卒アイドル」ののぼり。この日午前にJR渋谷駅前で第一声を行ったのを手始めに、夜まで数か所で演説。若い世代と女性による街づくりを強調しながら「渋谷はエンターテインメントやカルチャーが集まる街だと言われますが、20〜30代の議員が1人もいない。だからこそ若い世代の声で挑戦したい」と主張した。


(以下略)
言いたいことの動機やニュアンスはよくわかります。掲げている具体的政策が異なるので支持はし得ませんが、若者の感性を導入して渋谷区政を刷新したいという志と勇気あるチャレンジには深い敬意を表します。しかしながら、組織論の面で考えると、「この人の政策参謀は誰なんだろう?」「まさか、自分自身の感性で政治・政策を推進しようとしていないかしら?」という疑問・疑念が出て来ざるを得ません

政治に限った話ではないと思いますが、何か物事を成し遂げようとすれば、自分ひとりの力だけでは不十分です。挑戦対象が大きければ大きいほど、関与や影響を受ける人が多ければ多いほどに他者と協力して組織的に従事する必要が生じます。政治の本質は多くの人々の間での利害調整であり、また、一個人の頭の中だけでシミュレーションし切れないほどに巨大・複雑なシステムであるため、政治への従事にあたっては高度な組織的協力関係が必須:政策参謀の助言は不可欠です。それゆえに、個人的感性は調整の過程で原型からかなり変形するものです。

20〜30代の議員が1人もいない。だからこそ若い世代の声で挑戦したい」という候補者本人の訴えの動機は前述のとおり直感的に理解・共感できるものですが、高度な組織的協力関係を必須的に要求する政治活動においては、自分個人の思い・感性や志を連呼するだけではなく自分自身を支えてくれる政策参謀や組織的協力関係の存在についても同等程度には強調して宣伝すべきです。自分個人の思い・感性や志を連呼するだけだったらリベラルと言う名の観念論者たちにだってできる簡単な仕事です。

厳然たる客観的事実から出発して世界を変革しようとすればこそ、「一人では将軍になることはできません」というキム・ジョンイル総書記の教えを思い出し、キム・イルソン主席が開拓なさった「首領−党−大衆の一心団結」という高度な組織的協力関係を例としてを意識しつつ、主体的な党組織論・政治組織論に立って候補者個人の志の高さベースではなく組織の人材的豊かさベースで政治・政策を思考すべきでしょう。たとえ中高年候補であっても、その人を支える政策参謀たちに若い感性があれば、老人の操り人形と化している若者候補より有用です。政策参謀が貧弱な「個人事業主」など何の役にも立たないと言い切ってしまってよいでしょう。

政治家・候補者の真価には、それを支える政策参謀の存在が大きな要素として存在していますキム・ジョンイル総書記が「一人では将軍になることはできません。わたしは中核の知恵をまとめて、彼らに依拠して政治をおこなっています。」とおっしゃったとおりなのです。

主体的な党組織・政治組織のあるべき姿を開拓された偉大な首領様の生誕記念日を熱烈に祝賀いたします!
posted by 管理者 at 22:51| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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