2020年07月26日

コロナパニックと「駄々を捏ねているお子ちゃま」

またしても古い記事ですが、世相を捉えるために遅ればせながら・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/807d8d9feb8e535a47b725f0c856617ea3d9f00e
「接待伴う飲食店」への休業要請促す考え 西村担当相、感染拡大の1都3県に
7/13(月) 19:18配信
毎日新聞

 西村康稔経済再生担当相は13日の記者会見で、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で新型コロナウイルスの感染が増加傾向にあることについて、感染状況によってはホストクラブなど接待を伴う飲食店を対象に、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく休業要請を自治体に促す考えを示した。

(以下略)
またしても、恐怖のあまり救世主に縋る手合いや、クレーマーのような手合いが出て来ました。コメ欄。
検討ではなくすでに何らかの対策が実施されてなくてはならない状況のはず。
あまりに対応が遅すぎる。
毎回テレビで下らないパフォーマンスばかりでバカ丸出し。
国民から批判があろうと政府として感染防止のための対策をどんどん実施しなくてはならない立場のはず。
これ以上政府が何もしないならコロナの指揮権は海外のリーダーシップの取れる人材に全て一任するべき。
それだけ日本の政府は何もしていない。
以前から多くの人が指摘してきていることですが、そもそも日本はトップダウン式に強権を振るえない社会の制度・構造です。当ブログでも5月4日づけ「調整と指揮の中核である首領の不在ゆえ!」で論じましたが、調整と指揮の中核である「首領」の不在は、日本社会の構造的問題ゆえに仮に安倍首相が退陣したところで根本的解決には至らないわけです。

しかし、どうも日本人はそういう自覚に欠けているようで、トップダウン式の強権を振るえると思っているようです。自らのことをまったく分かっていない、実に「日本的」な反応です。

また、「海外のリーダーシップの取れる人材」というのも、根拠のない外国信仰という意味で、実に「日本的」です。

次のコメントです。
おせーよ笑と誰もが思ったことでしょうね。
ぎりぎりで頑張っておられる飲食店も沢山あると思うけど、お粗末な対策、従業員の管理をしてるところも沢山あるんじゃないの。田舎からしたらいい迷惑なだけだわ。
常々思うけど優秀な国家公務員がいるのになぜここまで酷いかね…こういう時には法的な根拠やら検討してるんだろうけど、マスコミに出てくるときには検討した様子が見受けられない。あらゆる事態を始めから想定するのが議員の仕事であり国家公務員の仕事でしょうよ。そのへんの自治体の方が優秀だわこれじゃ。
国家公務員らが些か「職人気質」過ぎるのは私も7月11日づけ「コロナパニックの裏返しとしての「キレイな独裁」論」で触れたところですが、しかし、「おせーよ」というのであれば、「これ以上スピードアップできる可能性は、現実問題としてあり得るのか?」ということを問わねばならないでしょう。

「そんなことはオレの知ったことではない。国家公務員が努力すべき話だ」というのであれば、もはや「立派なクレーマー」・・・というより、実現可能性のないことを騒ぎ立ててている点において「駄々を捏ねているお子ちゃま」というべきでしょう。「消費者意識」が妙な方向に肥大化して「丸投げ」が当然視され、また、「お客様」であればどんな要求でも許されるとでも言わんばかりの昨今の世相に加え、「この程度の仕事には、だいたいxx日程度かかるだろう」といった常識的な「相場観」というものが失われている世相を反映しているコメントです。

どんな天才にも解決困難な問題について、不満はもとより愚痴さえも言うなといいたい訳ではありません。不満や愚痴を口にするくらいは問題ではありません。ただちに解決できないとしても、そうした不満が将来的な解決策の発明の母体になるものです。問題の所在はそこではありません。きわめて解決が難しい問題について、担当者を無能呼ばわりするような罵倒をするべきではないと言っているのです。

あらゆる事態を始めから想定するのが議員の仕事であり国家公務員の仕事」と平然と言ってのけるのにも注目したいと思います。ハイエクが批判した「設計主義」(経済分野においては、計画経済)に極めて親和的な発想であります。「そのへんの自治体の方が優秀だわこれじゃ」というのも、地方自治体レベルの仕事と国家レベルの仕事を同列視する高嶋ちさ子氏のようなバカ発言です。このようにスケールがまったく異なる事案どうしを単純比較する発言は、これもまた設計主義・計画経済の発想そのものです。かつてレーニンはプロレタリア革命の後の国家運営を郵便事業になぞらえ、四則演算ができる程度の普通の労働者が容易く運営できるものとしました。

実際問題として、高度に複雑化・多様化した社会について、あらゆる事態を始めから想定するというのは実現不可能な要求だし、地方自治体レベルの仕事と国家レベルの仕事を同列視するのはナンセンスの極みであります。このことは、20世紀の歴史が余すことなく実証したところですが、人々の頭の中では依然として古い思想の残滓が残っているようです

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posted by 管理者 at 22:38| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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