小倉智昭氏、「GoTo」を巡る田崎史郎氏の意見に反論…「別に大変なのは観光業者だけじゃない」出た! 一億総貧乏精神! 嫉妬まみれのみっともない貧乏性! 笑ってしまうらいの不見識!
7/31(金) 10:09配信
スポーツ報知
(中略)
その上で「例えば都内でも飲食店が潰れていっていますよね。地方の旅館とかそういうことを経営している人は本当に大変なわけです。その人たちを勇気づける、できることなら行ってあげる、ということをやっていかなきゃいけないっていうのは政府の発想なんです」と解説した。
この意見に小倉智昭キャスターは「別に大変なのは観光業者だけじゃないですからね」と強い口調で指摘していた。
3月末、俳優の西田敏行氏が、自身が率いる「日本俳優連合」の理事長名義で政府に対して支援を要望したときのことを思い出さざるを得ません・・・当時、「世論」は、「収入が減って苦しいのは俳優だけではない」といった理由で西田理事長および日本俳優連合の要望を罵倒したものでした。「芸能界大御所の西田が身銭を切ればいいじゃないか」というトンデモナイ大暴言・大妄言までもが飛び出したものでした。
仮に「別に大変なのは観光業者だけじゃない」だとしても、だからといって観光業界を助けてはならない理由にはならないでしょう。観光業界と連帯して要求運動を展開すればいいじゃないですか! そこで「別に大変なのは観光業者だけじゃない」と言ってのける小倉智昭氏の発想は、「他人の得は許せない」という、見ている側が恥ずかしくなるような日本的メンタリティの最たるものであります。
まさか、観光業界は「なくなっても構わない」とでも言いたいのでしょうか? いかにも東京的発想。笑ってしまうくらい不見識です。いわゆる「地方」(ちなみに、「地方」という言葉は「中央」に対するものであり、この言葉自体私はとても嫌いです)において観光業の裾野が広いものです。消費者の観光活動に伴う消費支出額は、一般に「観光業」と分類される範囲を超える、波及効果において地域経済の主幹的なものなのです。これは、素人が思っている以上のものであります。
ちなみに、業界団体の陳情や、その陳情を立法府や行政府が顧慮すること自体は、民主主義と相反するものではありません。「多元的民主主義」という概念で解釈可能なものだからです。なお、健全な民主主義は多元的民主主義の上に築かれるものであり、単なる多数決主義ではありません(ちなみに、「維新」なんかは単なる多数決主義ですよね)。
みっともない嫉妬心・貧乏性、笑ってしまうらいの不見識。これが「時代の正体」だとすれば、あまりにも情けない日本民族の今日であります。
いまどき、視聴者需要に対して過大(みのもんた氏の最末期くらいの需要では?)というべき破格の高額ギャラを受け取っている小倉智昭氏の個人的な無様さであると信じたいものであります。