2020年10月12日

朝鮮労働党創建75周年記念≪빛의 조화-2020≫について

https://www.youtube.com/watch?v=dsJclOeNTcs
共和国もこんな時代になったんだなあ・・・(感嘆)

「首都だけだろう」? いやむしろ、建前的な束縛が厳しい革命の首都・ピョンヤンにおいて、こうした西側的・「ブルジョア的」な芸術手法が採用されたことに注目すべきでしょう。「風紀委員」のような厳格さ(頑迷さ?)を見せることが少なくない共和国において、革命の首都・ピョンヤンでこれが許されるということは、イデオロギー的に包摂・消化されたということに他なりません。

封鎖(いわゆる「制裁」)、コロナそして水害といったいわゆる「三重苦」のなかで体制引き締めの必要が切迫している共和国ですが、それでも、昔であれば「ブルジョア的」と言われかねないような芸術手法が党創建75周年の偉大な名節において採用されたことの意味に私は注目したいと思います。

ここでいう「ブルジョア的」についてですが、「社会主義は科学だ」というにしては「感覚的」で申し訳ないのですが、「目先」の消費生活に関する描写が「多め」であるところでしょうか。チュチェ思想は元をたどるとマルクス・レーニン主義なので、かつては「生産力主義」的な発想がありました。建設現場や生産現場での英雄的で躍動的な描写こそが「美」であり、目先の消費生活の描写は、ともすれば「享楽主義」とされたものでした。

もちろん、チュチェ思想は「自主的生活」を思想の中核に据えているあたり、単なる生産力主義ではありません。その点は、古典的で化石的なマルクス・レーニン主義とは良い意味で一線を画する思想です。今回の、昔であれば「ブルジョア的」と言われかねないような「目先」の消費生活に関する描写が「多め」の芸術手法は、マルクス・レーニン主義からの一層の脱皮及びチュチェ思想の純化を意味するものと考えます。
posted by 管理者 at 19:27| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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