利敵表現物「金日成回顧録」、韓国書店で販売開始首領様の祖国解放までの回顧録が「利敵」だとのこと。バカバカしい。韓「国」政権には正統性がないから、回顧録程度で躍起になるのでしょうね。
4/22(木) 9:31配信
朝鮮日報日本語版
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同書は、社団法人「南北民間交流協議会」の理事長を務めたキム・スンギュン氏(83)が昨年11月に出版社として登録した民族サラン房から、全8冊の洋装本として出版された。定価は8冊セットで28万ウォン(約2万7000円)。キム氏は北朝鮮関連の貿易などを行う中小企業「南北交易株式会社」の代表も務めている。金日成の抗日武装闘争史を描いたとされる「世紀と共に」は1992年4月15日、金日成の80回目の誕生日をきっかけに同年4月から97年8月まで平壌の「朝鮮労働党出版社」から対外宣伝用として出版された。
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現行の国家保安法第7条(賞賛・鼓舞など)は反国家団体やその構成員あるいはその指令を受けた者の活動への称賛・鼓舞・宣伝、あるいはこれに同調する行為をした者に対しては7年以下の懲役に処すると定めている。2011年に大法院は平素から北朝鮮体制に追従し、政府の許可なしに訪朝した容疑などで起訴されたチョン某氏の上告審で「チョン氏が所持していた『世紀と共に』などは利敵表現物に該当する」と判断し、懲役1年と資格停止1年を宣告した高裁の判決を確定した。16年には学生たちに「金日成回顧録」の感想文提出を要求した蔚山大学教授のイ某氏に国家保安法違反で懲役6カ月に執行猶予1年、資格停止6カ月を宣告した原審が確定した。金日成死亡直後の1994年8月には図書出版カソ院が「世紀と共に」を出版しようとした際に社長が逮捕された。
人間、自分の人生の回顧は美化しがちで、真の歴史的評価は第三者によるものであります。回顧録は一次資料としては有用ではあるが、あくまでも史料批判の対象であり、それを「一言一句、真に受ける」べきものではありません。
共和国政権のルーツとして首領様は確かに抗日武装闘争を展開しておられましたが、韓「国」政権のルーツとされる面々がいったい何をしていたのかと問われれば、グウの音も出てこないと思われます。その点、回顧録が「利敵表現物」とは、韓「国」政権の器の小ささ・余裕のなさを自白したような反応であります。
考えても見れば、韓「国」が誇れることと言えば「漢江の奇跡」くらいですが、あくまでも開発独裁的な成功に過ぎません。韓「国」政権の歴史的成果は、あくまでも「人類史における開発独裁の段階を運営した」に過ぎないわけです。それくらいしか誇ることのない韓「国」政権。ここまでくると少し可哀そうなレベルですね。