2021年09月25日

「能力主義を暗黙の前提としたリベラリスト」が社会運動の推進主体であることに対する不安

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa6602362daaba4b84e107eefadb0cf9f2683220
橋下徹氏、「親ガチャ」論争で私見「親ガチャ失敗って言いたくなるような子どもがいるのは確かなんで…」
9/21(火) 15:43配信
スポーツ報知

 21日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」(月〜金曜・午後1時55分)では、「子どもの立場からは親が自分では選べない」、「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」などを表現した若い世代で流行している言葉「親ガチャ」について議論した。

(中略)
 その上で「親ガチャ失敗って言いたくなるような子どもがいるのは確かなんで、やっぱり社会で支える仕組みが必要ですよ。教育は無償化しなきゃいけないし、家庭の環境で進学が制限されるなんてことはあっちゃいけないし。親ガチャ失敗と言われる子どももいることを前提にそういう社会制度を総裁選でも衆院選でもしっかり訴える政治家に出てもらいたいですね」と続けていた。
昨今の「過度な能力主義」への懸念・批判を踏まえると、「親ガチャ」には、生まれつきの能力差なども含めるべきと思われます。その点、親の経済力云々に帰結する橋下氏の言説には物足りなさを感じるところです。

関連して、「女子受験生に不利な都立高入試の男女別定員制、見直しへ。「意義深い決定」と歓迎の声も」(9/22(水) 19:10配信 BuzzFeed Japan)のコメ欄。
ぜひこの機会に、内申点制度の見直しもセットでお願いします

伸び盛りの中学時点では、一般的にやんちゃで幼い男子と成長が早い女子の成熟度合いの違いは生物学的にもあきらかであり、またコミュニケーション能力や印象を良くするスキルも女子の方が圧倒的に高いため、内申点に相対的格差が生じるのは当然のこと

気に入られるスキルも社会に出れば役に立つと男子に不利な制度を正当化する人もいますが、そんなものはクラス内の人間関係や部活での上下関係を通して育てるべきもので、教師の一方的支配下で点数稼ぎをさせながら歪に育てるものではないと思います

政治的な思惑も多大にあるかとは思いますが、その後の人生を決めかねない高校入試における公平性の確保は、表面的なごまかしではなく、内実を伴うものにしていただけると良いのですが…
重要な指摘です。総じて精神的成長が早い女子の方が高い内申点を得やすいので、高校入試の男女平等実現には、内申書問題にも斬り込む必要があるということです。

男女平等は正しい方向性であることは間違いのないことです。しかし、その推進主体が「能力主義を暗黙の前提としたリベラリスト」であることに不安を覚えざるを得ません。実質的平等を目指す科学的な社会主義者は、場合によっては「ゲタを履かせる」ことも必要と考えます。
posted by 管理者 at 17:55| Comment(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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