欧州のICC加盟国、プーチン氏が訪問なら逮捕すべき 米国務長官いったい何様のつもりで「ICCの全加盟国は自らの義務を果たすべきだ」とのたまうのでしょうか? これほどまで呆れたのも久しぶりのことです。
3/23(木) 9:25配信
CNN.co.jp
(CNN) ブリンケン米国務長官は22日、国際刑事裁判所(ICC)に加盟する欧州のすべての国はロシアのプーチン大統領の訪問を受けた場合、逮捕すべきだとの認識を示した。
ブリンケン氏は上院歳出委員会の公聴会で共和党のリンジー・グラハム議員の質問に答え、「ICCの全加盟国は自らの義務を果たすべきだ」と述べた。
プーチン氏が米国を訪れた場合にICCに身柄を引き渡すかには触れず、米国はICCの加盟国ではないと指摘。「彼が近いうちに訪米するとは思わない」としている。
(以下略)
この支離滅裂さをロシアや中国が行えば、間違いなく「ロシア/中国は追い詰められている!」と書き立てられていることでしょう。それほどまでにアメリカ外交は、形振り構っていられなくなってきているものと見受けられます。
ところで、プーチン氏への逮捕状請求理由がブチャ事件などでなかったのは意外なことでした。もちろん、今回の逮捕状請求理由となった容疑も深刻な人権問題ではありますが、ブチャ事件などのほうが重大容疑であるように思われます。別件逮捕ということでしょうか? どういうことなんでしょうね?
ラベル:国際「秩序」
>この支離滅裂さをロシアや中国が行えば、間違いなく「ロシア/中国は追い詰められている!」と書き立てられていることでしょう。
何故白頭氏が「何様」呼ばわりしてるかと言えば米国は「米兵が起訴される危険があるから」という手前勝手な理由で「ICC未加入」だからです。その点が白頭記事に明確に書かれてないことは残念です。
ちなみに中露も未加入であり、だからこそ
>この支離滅裂さをロシアや中国が行えば、間違いなく(ボーガス注:反中露、親米の日本マスコミや欧米マスコミによって)「ロシア/中国は追い詰められている!」と書き立てられていることでしょう。
となるわけです。
確かに「対ロシア経済制裁」「ウクライナ軍事支援」をしている物の「開戦から1年もたったこと」で事実上「その存在価値を米国が否定していたはずのICC」を美化するとは「追い詰められてる」のでしょう。これが米国が「前非を悔い、ICC加盟に動く前兆」なら、ともかく恐らくそうではないでしょう。「自分はICCに加盟しないくせにICCでロシア批判」というデタラメでしかないでしょう。
>プーチン氏への逮捕状請求理由がブチャ事件などでなかったのは意外なことでした。もちろん、今回の逮捕状請求理由となった容疑(ボーガス注:ウクライナ児童の拉致)も深刻な人権問題ではありますが、(ボーガス注:大量虐殺である)ブチャ事件などのほうが重大容疑であるように思われます。
この点は俺も疑問に思います。
「児童拉致の方が証拠が堅い」など「理由がある」のでしょうが、誰かに解説して欲しいところです。
コメントありがとうございます。
>何故白頭氏が「何様」呼ばわりしてるかと言えば米国は「米兵が起訴される危険があるから」という手前勝手な理由で「ICC未加入」だからです。その点が白頭記事に明確に書かれてないことは残念です。
このくだりについて、経緯を弁明させていただくとすれば、「敢えてすっ呆けた」ところです。アメリカ国家・軍・兵士が全世界規模で犯してきた人権犯罪は、まさに枚挙に暇がないことであり、本来ICCはこのことで大忙しでなければならないはずです。
bogus-simotukareさんには私の真意が伝わっているようですが、ご指摘のとおり、この点を明確に書かないと読者によっては誤ったメッセージを送りかねないので、「敢えてすっ呆る」という表現手法については、さらに慎重にするようにいたします。
>「自分はICCに加盟しないくせにICCでロシア批判」というデタラメでしかないでしょう。
貴見のとおりだと思います。100パーセント同意します。この記事の主題でもあります。
>この点は俺も疑問に思います。「児童拉致の方が証拠が堅い」など「理由がある」のでしょうが、誰かに解説して欲しいところです。
やはり「別件逮捕」なんでしょうか? とはいえ、これ以上は「対露関係ガー」の領域になるでしょうから、深まる展望を期待しにくいように思われます。
「人権」はアメリカの外交攻勢における主要な武器です。今般、アメリカを首魁とする西側陣営がICCを使って打って出てきたことは、伝統的で典型的な外交攻勢であると言えますが、その割に「詰め切れていない」という事実には、今後とも注目する必要があると思います。