2023年10月04日

世論に阿り諂う藤島ジュリー景子氏の手紙から見えてくる「一族郎党皆殺し」の日本の伝統的発想

引き続き、ジャニー喜多川の性加害問題に関する世論動向について取り上げます。今回は、ジャニー喜多川の姪に当たる藤島ジュリー景子氏(ジュリー氏)の手紙から見えてくることについて考えたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0958074142f1ead70f384e41eb7fff0950ef6e79
ジュリー景子前社長の手紙全文「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたい」
10/2(月) 18:40配信
中日スポーツ

(中略)
 ジャニーズ事務所を廃業することが、私が加害者の親族として、やり切らねばならないことなのだと思っております。ジャニー喜多川の痕跡を、この世から一切、無くしたいと思います。
(以下略)
本件醜聞騒動においては「平謝り」の姿勢を見せるジュリー氏。それだけに日本世論に阿り諂う内容に仕上がっています

ジャニー喜多川の痕跡を、この世から一切、無くしたい」というくだりからは、「ハレとケ」思想に通ずる日本世論の潔癖症的な傾向への諂いを感じ取らざるを得ません

ジャニー喜多川の所業は言語道断であり、感情的にもまったく容認し難いものですが、かといってジャニー喜多川には一定の業績もあるわけで、それをも抹消することには疑問を持たざるを得ません。「たしかに一定の業績もあったが、全体としては、とんでもない輩」といった具合に、総合的には否定評価することが客観的かつ科学的な見方であるように思われます。

ジャニーズ事務所を廃業することが、私が加害者の親族として、やり切らねばならないこと」というくだりについては、「ジャニーズ事務所の社長として、元社長の不祥事の責任を負う」のならば当然のことですが「私が加害者の親族として」というのは、親の不祥事の責任を子が負うのさえおかしな話(逆ならまだしも・・・)であるところ、性嗜好異常者の伯父の不祥事を姪が負うのはますます道理に合わないものです。道理に合わず世論への阿り諂い以外の何者でもないと言わざるを得ないでしょう。

ジュリー氏の平謝り文面から我らが日本世論の傾向を間接的に把握することができます。日本世論においては、依然として「一族郎党皆殺し」の伝統的発想が脈々と受け継がれていると思われます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb6819adfb20e017bd896c34da4217446c82ff4
石丸志門氏 会見欠席のジュリー氏に謝罪「パニック障害の方々に非常に不遜な発言だった」
10/4(水) 19:31配信
東スポWEB

(中略)
 この日、国会内で開かれた立憲民主党「性加害・児童虐待」国対ヒアリングに出席した石丸氏。10月2日にジャニーズ事務所がジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり都内で2度目の会見を開いた際、ジュリー氏が欠席したことに「そんな甘えた話あるか」などと発言していた。

 石丸氏は「この場をお借りして少し、謝罪を一点だけさせてください。先日、記者会見を行った際に、藤島ジュリー景子氏のパニック障害について『それは甘い』『表に出てこなければダメだ』という発言をしました。これはすべてのパニック障害の方々に対して非常に不遜な発言だったと思っております。この場をお借りてその発言を撤回し深く謝罪をしたいと思います。申し訳ありませんでした」と話し、深々と頭を下げた。
性嗜好異常者の伯父の不祥事を姪が謝罪するという不条理中の不条理に直面させられたパニック障害罹患者に対して、後に謝罪・訂正したとはいえ一旦は「甘え!」と言い放った石丸志門氏。非常に「日本的」と言わざるを得ないでしょう。
posted by 管理者 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
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