北朝鮮の国家行事の儀式歌が「金正日将軍の歌」から「金正恩将軍の歌」に 権力継承から12年目の変更≪김정은장군찬가(金正恩将軍賛歌)≫(https://www.youtube.com/watch?v=gV5S0jBWAPA)のこと? 書いてある歌詞から見て「金正恩将軍賛歌」っぽいですが・・・
11/26(日) 7:15配信
NEWSポストセブン
北朝鮮では建国記念日などに催される重要な国家行事において、参加者全員が歌う「儀式歌」がある。これまでは金正恩朝鮮労働党総書記の父、金正日氏を讃える「金正日将軍の歌」が主に歌われてきたが、11月に入ってからは、儀式歌が金正恩氏を賛美する「金正恩将軍の歌」に変わったことが明らかになった。
2011年末に金正日氏が死去し、金正恩氏が3代目の最高指導者の座についてからすでに約12年が経っており、金正恩氏個人の権威確立を図る狙いがあるとみられる。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が報じた。
(中略)
「金正恩将軍の歌」は文字通り、最高指導者としての金正恩氏をたたえるための歌。3番の歌詞の中には「将軍はまばゆい世紀の太陽」「将軍は燦然と輝く勝利の旗印」「白頭山大国の三千里に明るい未来を繰り広げるその名も偉大な金正恩将軍」など、次々と金正恩氏を賛美するフレーズが登場する。
ちなみに1番目では「将軍は強大な朝鮮の精神」、2番目では「将軍は千万の聡明な知恵」などのフレーズが使われている。
(中略)
それに比べると、「金正恩将軍の歌」は金正日氏の死後12年目とかなりの年数を経て、ようやく儀式歌になったわけだが、金正恩氏がもはや金正日氏の遺名に頼ることなく、名実ともに北朝鮮の最高指導者としての地位を確立していることを象徴しているといえそうだ。
≪우리 민족끼리(わが民族どうし)≫の解説文をご紹介しておきます。朝鮮語ですが。http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=cgisas&mtype=view&no=1244011
「金正恩氏がもはや金正日氏の遺名に頼ることなく、名実ともに北朝鮮の最高指導者としての地位を確立していることを象徴しているといえそうだ」という指摘には同感。今後、「金正恩の権力基盤は脆弱! 北朝鮮は崩壊寸前!」と書き立てる記事が出てきたら、この件を持ち出してやりましょう!
ラベル:キムジョンウン委員長 共和国