オスプレイ事故は「不時着水」 政府、米軍説明受け「最後までコントロールを試みていたから墜落ではなく不時着水」というのならば、既に方々でツッコミされているとおり日本航空123便墜落事故も、回収されたブラックボックスの録音データを聴く限りは不時着事故になります。ニッポンの「軍部」は未だに、撤退を転進などと言い換えたように小手先の言葉の使い分けで事態を矮小化しようとしているのかと呆れたのですが、何と真相は「アメリカが不時着水と言っているから」だったそう。思ったよりも酷い理由・・・
11/29(水) 21:33配信
時事通信
政府は29日、鹿児島県の屋久島沖で発生した米軍輸送機オスプレイの墜落を「不時着水」と位置付けた。
米側から「最後までコントロールを試みていた」との説明があったことを踏まえた判断。米軍も「不時着水」の用語を使っているといい、宮沢博行防衛副大臣は同日、記者団に「最後の最後までパイロットは頑張っていたということだ」と理解を示した。
防衛省によると、「墜落」は機体のコントロールを失ったケースで使用。一方、「不時着」や「不時着水」はコントロールを失わず、パイロットの意思で降りた際に用いており、2016年に沖縄県名護市沿岸部で米海兵隊のオスプレイが大破した事故も不時着水とされた。
(以下略)
そうかと思えば、今日になってアメリカが「墜落」と表現するようになったのに追随するニッポンの「軍部」。
https://news.yahoo.co.jp/articles/16d5e2be2e52ed03878a8bfae577703da572e788
「墜落」と説明 オスプレイ事故で防衛相 前日から改める「アメリカがそう言ったから」以外に何の理由もないことだけは一貫しています。ここに国の主体性は欠片もありません。込み入った説明をするまでもなく、日本がアメリカの属国・植民地であることが非常に分かりやすい形であらわれました。
11/30(木) 12:05配信
琉球新報
(中略)
木原氏は、見解を改めた理由について、米側から「墜落、クラッシュ(crash)という表現であったというふうに説明があった」と述べた。29日の時点では「不時着水、英語でいうところのアンプランド・ランディング(unplanned landing)、そういう表現であるとの説明を受けていた」と明らかにした。
(以下略)
日本の政治的・経済的・軍事的な対米従属については、さまざまな形で指摘される一方でさまざまな形で抗弁・反駁もされ、「日本はアメリカに従属しているのか」というテーマは常に激しい議論の対象になってきましたが、さすがに本件を対米従属の現象形態とすることについては抗弁しがたいものと思われます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cfac6ec27e94638276cb1ad536e0ab459baaddd
米軍オスプレイ、事故翌日も普天間で訓練 憤る住民「やりたい放題」「アメリカ軍が沖縄を軽んじている」のは記事が指摘しているとおりだと私も思いますが、このことは同時に、原因追究も無しに俄かには信じ難い形で墜落した航空機の同型機に自軍兵士を搭乗させる点において、アメリカ軍は自軍兵士の命さえも軽んじていると言えると思われます。
11/30(木) 11:37配信
沖縄タイムス
鹿児島県屋久島沖で米空軍のCV22オスプレイが墜落した事故から一夜明けた30日午前、沖縄本島中部の周辺上空ではCV22と、同型機のMV22オスプレイが相次いで訓練飛行する様子が確認された。県や米軍嘉手納基地、普天間飛行場の周辺自治体は、事故原因が究明されるまで、米海兵隊や海軍を含むオスプレイ全機の飛行や飛来を停止するよう求めている。
(中略)
訓練飛行の様子を見ていた北谷町に住む男性(39)は「県や地元自治体が飛行停止を求めているさなかの訓練に憤りしかない。米軍は沖縄でやりたい放題だ」と語気を強めた。
嘉手納町の男性(57)は「今回の事故で、基地周辺住民の安全が保証されていないことが露呈した。オスプレイは安全だと言う主張は崩れ去っている」と飛行停止を訴えた。
アメリカ軍兵士は貧困層から絶えず供給されるので困らないということなのでしょうか?さすがはアメリカ帝国主義。
ラベル:政治