2024年04月15日

岸田従米内閣を乗り越えて自主独立の日本へ:キム・イルソン同志生誕記念

http://www.kcna.kp/jp/article/q/afd3fbcdfe899546778628a40c12ad3b.kcmsf
自主と正義、人類の未来に関するチュチェ思想国際討論会
【平壌4月15日発朝鮮中央通信】金日成主席の生誕112周年に際してチュチェ思想国際研究所と朝鮮社会科学者協会の共催によって自主と正義、人類の未来に関するチュチェ思想国際討論会が14日、朝鮮民主主義人民共和国の首都平壌で行われた。

(中略)
マッテオ・カルボネリ副理事長が基調報告を行った。

報告者は、一生、チュチェ思想を革命と建設にしっかり具現して朝鮮を自主、自立、自衛の社会主義国家に建設し、反帝・自主偉業の勝利的前進のために全てをささげた金日成主席と金正日国防委員長の不滅の業績を熱烈にたたえた。

また、偉大な金日成・金正日主義の本質を人民大衆第一主義に定式化し、全面的国家興隆の新時代を開き、国際的正義を実現するための進歩的人類の闘いを主導していく敬愛する金正恩総書記の偉人像を激賞した。

そして、最悪の逆境の中でも世人が驚嘆する奇跡を次々と生み出し、世界の唯一無二の一心団結の国、社会主義のとりで、名実相伴う強国として尊厳と地位を世界にとどろかしている朝鮮の姿は世界の革命的人民に大きな信念と勇気を与えていると強調した。

さらに、チュチェ思想に対する信奉熱気は世界的範囲で一層強烈になっていると述べ、偉大な時代思想が指し示す道に沿って反帝・自主勢力が団結した力をもって進む時、世界の自主化偉業の勝利は早められるであろうと確言した。

(中略)
各討論者は、自主だけが民族が生きる道であり、国が繁栄することのできる道であるということは歴史が証明した真理であると言い、自主性を堅持してこそ民族の真の尊厳も、次世代の幸せな未来も保証されると述べた。

また、自主と平和、友好の理念の下で正義を志向する全ての国との連帯を強化して国際舞台で米帝と反動層の強権と専横を制圧する闘争の雰囲気をさらに高調させていくのは反帝・自主勢力を強化するための重要な方途の一つであるということについて一致して肯定した。

各討論者は、チュチェ思想の研究・普及活動を全世界的範囲でより積極的に展開していくという意志を披歴した。

討論会では、敬愛する金正恩総書記に送る書簡が採択された。−−−

www.kcna.kp (チュチェ113.4.15.)
今日は4月15日、偉大な首領:キム・イルソン同志の生誕記念日です!

首領様の業績は数多ありますが、その最大級の業績のひとつとして偉大なチュチェ思想の創始があることは間違いのないことと考えます。上掲記事にもあるとおり、「朝鮮を自主、自立、自衛の社会主義国家に建設」なさったことは不滅の功績であります。冷戦期、朝鮮民主主義人民共和国は西側諸国との関係においてはソ連や中国などと概ね足並みをそろえてきましたが、しかし、東欧諸国がソ連に服従していたのとは決定的に異なり、朝鮮民主主義民主主義共和国は、東側陣営に属しつつも決して大国に平伏すことなく、あくまでも自主独立路線を歩んできました

朝鮮民主主義人民共和国が今日も自主の旗印を高く掲げつづけられる確固たる思想的支柱を生涯をかけて構築なさった偉大な首領様。とりわけ、ご立派な理論に基づく演繹的方法で構築された思想ではなく、実践すなわち事実から出発することによる帰納的方法で構築された思想である点に当ブログは、チュチェ思想の生命力があると考えます。そしてその生命力は、米欧帝国主義諸国の覇権が日を追うごとに揺るぎつつある今日では、ますます輝いていると言えるでしょう。

翻って我らがニッポン。先般、岸田文雄総理大臣はアメリカ様を訪問し、恥も外聞もない媚び諂い:全面的隷属の姿を全世界に見せつけました。仮に日本がアメリカと「自由と民主主義」なる価値観を完全に共有しているとしても、日本は日本なりに自分自身の思索と責任において「自由と民主主義」を解釈し、己が信じる道に従って外交を展開する(場合によってはアメリカの解釈と異なることもあり得る)と宣言すべきところ、アメリカと完全に足並みを揃えると言明してしまいました。岸田文雄という人物の辞書には「自主」という言葉は収録されていないようです。

無理もないでしょう。自民党の政党支持率は依然として他党を引き離して高水準を維持していますが、岸田内閣の支持率は危険水準に達しています。総理大臣たることが政治家としての目的であると見なさざるを得ない岸田総理(※)が、自民党の政党支持率が依然として他党を引き離して高水準を維持しているからといって満足・安心はしないでしょう。そのわりに内閣支持率浮上のために施策を展開しているようには見えません。どうも岸田総理に危機感が感じられないのです。

※安倍元総理や菅前総理を見るに、彼らは曲がりなりにも「自分の内閣でやりたいこと」がありました。新型コロナウイルス禍で尻切れトンボになってしまいましたが、政権末期まで「やりたいこと」は一応掲げられていたものです。これに対して岸田総理は就任当初に「新しい資本主義」なる御題目を唱え、最近も「新しい資本主義実現会議」を開いてはいるようですが、まるで話題にならないし、自分から話題にしようという意欲も感じられません。総理大臣として何がしたいのかまったく不明なのが岸田文雄という人物であり、彼をカシラとする岸田内閣であると言わざるを得ません。

おそらく岸田総理は、アレコレ施策を展開する必要がないと考えているのでしょう。その理由は、アメリカの信任があるからに他ならないでしょう。防衛費総額43兆円支出という大盤振る舞いを打ち出せば、アメリカ様は評価なさるでしょう。アメリカ様の信任がある限りは、世論の歓心を買うための国内政策に奔走せずとも自分の地位は安泰だという目論見があるものと考えられます(定額減税なるケチ臭いことで世論の歓心を買えると思っているとは、いくら何でも考えにくいものです)。まさに「自分の、自分による、自分のための政治」――これが岸田政治であり、岸田従米内閣の本質であると考えます。従米姿勢は自分の地位保全のための戦略に過ぎないのです。

当ブログは、チュチェ思想を指針として日本の自主化を目指す立場を取っています。日本が当面の間、西側諸国に属し続けることは、政治的・経済的・軍事的・思想的な現実を鑑みるに致し方ないことであると言わざるを得ません。しかしながら、自主独立路線に少しでも近づくべく努力しなければならないと考えます。旧東側陣営の確固たる一員でありつつも自主独立路線を徹底したキム・イルソン同志の施政をいまこそ見習い、岸田従米内閣を乗り越えて自主独立の日本を一日も早く実現する必要があります。
posted by 管理者 at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>総理大臣として何がしたいのかまったく不明なのが岸田文雄という人物

 最近宣伝してるのが「少子化対策」であることを考えれば「あえて言えば」少子化対策なんですかね?
 但し、これも岸田が積極的にそうしてると言うより「労働力不足を気にする財界の関心事だし、維新や国民民主と言った右派野党も、共産、社民といった左派野党も少子化対策を打ち出してるから俺も打ち出しておくか?」程度の思惑しかない気もします。
Posted by bogus-simotukare at 2024年04月16日 05:55
bogus-simotukareさん

コメントありがとうございます。

岸田内閣の少子化対策は、先陣を切るわけでもなければ独自性があるわけでもないので、おっしゃるとおり「俺も打ち出しておくか?」程度にしか見えませんよね。
Posted by 管理者 at 2024年04月16日 23:39
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